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05« 2021/06 »07

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nico

Author:nico
Blytheの洋服を作ったり、写真を撮ったり…
好きなことやモノについて気ままにupしてます
本文は写真と全く関係ないズンドコ日記だったりします。
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血となり肉となったトラウマ本

久しぶりに再会した高校のクラスメイトに、

「nicoさんは本ばかり読んでる人だったよね」

といわれ愕然としたことがあります。
しかも、まったく別の機会に、これまた別のクラスメイトからもおんなじ風ににいわれちゃったこともあったりしてw


さて、実はコノblogのカテゴリーには『本・映画・音楽』というのがあるのだけれど、
今まで一度も本について取り上げたことがないことに気がつきますた。

そこで、備忘録も兼ねて小さい頃に私を魅了した本のことを書いておこうと思います。


最初に鮮明に思い出される本。まずは幼稚園の頃。
『おしいれのぼうけん』に恐れおののき、『ぐりとぐら』『ちびくろさんぼ』のケーキにヨダレを垂らす食い意地のはった子どもだったわたし(笑
そういえば『アンパンまん』も衝撃的だった。自分の顔を食べさせるなんて幼い頃のわたしにはちょっとしたホラーに映りましたよ。


そんなわたしも小学校に入ると学校の図書館で本を借りるようになり、本好きへの第一歩を踏み出しました。

金の星社の少女・世界推理名作選『少女探偵ナンシー・ドルー』シリーズや劇画タッチの表紙でお馴染みのポプラ社の『江戸川乱歩・少年探偵シリーズ』に夢中になり、夏休みや冬休みには学校にない本を求めて市立図書館にもよく通ってました。

その中でも3年生の頃、今でも忘れられない本との出会いがありました。
その本は学校の図書館にありました。

学校にある子ども向けの推理小説ものは大概読みつくしてしまったわたしが、
ふと、ボロボロで装丁さえなくなり、背表紙のところが黒の布テープで補強された上に白いマジックで『犬の学校』と手書きされたその本を見つけたのです。

『犬の学校』 著:佐野美津夫 挿絵:中村宏    (こんな表紙だったのね)

犬の学校

一言感想を述べるなら、
ヒィーーー!!コワイ(白眼

子どもが読んだら、間違いなくトラウマ化することでしょう。
強烈なインパクトを与える不気味な挿絵とバッドエンドストーリーにわたしは打ちのめされました。
大人が読んでも充分に面白いと思います!


わたしはこの本を読んだ後、その本を手元に置いておくことすら恐ろしくなってすぐに返却。でも図書館に行く度に「あの本はどこにあるのかな?」「わたしの後に誰か借りて読んだのかしら?」と毎回確認せずにはいられなかったです。

怖いけど妙に気になる

図書館に行くと、いつもそのボロボロの黒い背表紙が禍々しいオーラを放ちながら、わたしを見つめているような気になったものです。

この本がわたしのSF好き、ひいては妄想族への道を歩むことになった契機といっても過言ではありません。
大人になった今もこの本が気になって調べたほどです。
とうの昔に絶版になっていましたが、『創作子どもSF全集』として復刊されているみたいです。全集はいらないのでこの本だけ是非とも欲しいなぁ♪



さて、肝心のお話しがどんなものかというと・・・


興味のある方は続きをどーぞ!



子どもの頃の記憶をたどって、ざっとストーリーを紹介。
もしかすると間違って記憶しているところがあるかも?何分遠い昔の記憶ゆえご勘弁を!



主人公の少年は或る日可愛い子犬を親戚のおばさんから貰い受けます。
躾のために、ある怪しげな男のすすめで犬の学校へその子犬を預けるのですが・・。

ある日少年は友達と連れ立って自分の犬へ会いにその学校へ出掛けます。
躾の妨げになるからと愛犬との面会を拒否され、冷たく追い払われた少年達はこっそり学校へ忍び込むのですが、
そこで目にした犬の学校の恐ろしい正体とは----!?

人間を凌駕するほど進化した犬が自分勝手な都合で犬たちを振り回した人間への復讐をしようと企んでいたのです。

犬が人間へ変身する装置!犬人間が人間になりすますための教育!いらなくなった人間を宇宙空間へと転送する装置!

犬たちは人間と入れ替わってこの世界を手に入れようとしていたのです!
(犬人間の挿絵が恐ろしかった覚えが!)

恐ろしい光景を目の当たりにし、逃げ出したい二人ですが、行く手をふさがれ気を失ってしまい・・
-----気がつくと帰りのバスに乗っていた少年。

家に帰った少年はことの真相を両親へ話します。
でも、そんな荒唐無稽な子どもの話を信じてくれるはずもありません。

そうだ!少年はあの学校の様子を写真に撮っていたのです。
写真があることを話すと父親は信じようとしてくれます。

しかし・・・・

現像した写真にはごく普通の犬の学校の風景が。

親から「嘘つき」のレッテルを貼られ、すっかり信用を失った少年。
もはや真実を共有するのは親友のみ。

翌日。しかし親友はそんな恐ろしいことは何もなかったかのような態度です。 ナゼ?

もう友達は犬人間にとって代わられたのかも?!

犬をくれたおばさんだけが、子犬を心配して少年と一緒に犬の学校へ抗議に行くといってくれますが、少年は不安でたまりません。おばさんの知り合いの動物愛護団体のおじさんが一緒にいってくれることになりますが・・。
(いっちゃダメ、絶対!)

犬の学校へ入った途端、おじさんがいいます。

「実験の為の人間を連れてきました」 (ヒィーー!!やっぱり!)


少年は気づくと何もない漆黒の宇宙空間へ飛ばされていました。
ふわふわと宇宙を漂いながら少年は青い地球に向かって叫びます。

「おとーさーん、おかーさーん、早くこっちにおいでー」     おしまい♪  (えーーっ!!)



と、まぁ簡単にいうとこんな感じのお話しです。
とにかく挿絵が充分すぎるほど不気味だった覚えがあります。

余談ですが、
大人になってソ連の宇宙計画のライカ犬(有人ロケットの前段階の時期、人間のかわりに犬をロケットに乗せて飛ばした。もちろんロケットは宇宙に行ったっきり地球には帰ってこない)の話を知ったとき、この『犬の学校』の話を思い出してなんともいえない気持ちになったものです。

宇宙空間に飛ばされたら普通に死んじゃうはずなんだけど、なんかこの本の挿絵と一緒で、ずーっと暗ーい宇宙を孤独に漂ってる感じがして悲しくて恐ろしかったです。




実はその後、4年生になったわたしは市立図書館でこの『犬の学校』と同じ絵柄のもう一冊の本と出会います。


『ぼくのまっかな丸木舟』 著:久保村恵  挿絵:中村宏
僕のまっかな丸木舟


ふふふっ。 賢明な方ならもうおわかりですね。
これもトラウマ少年SFものです。
『犬の学校』ほどバッドエンドではないですけど、充分不気味なお話し&挿絵です。
マッドサイエンティストが予想する地球滅亡(環境変化による洪水、水没)に備えて子ども達を魚人化するお話しです(ギィェーー!失禁

  
この2冊、もう一度読みたいっ!!




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Comment

へぇぇ~、こんな面白い作品が児童文学にあったのですね~。知りませんでした。大人になってから読んでも充分面白そうですが、子どもの頃だとnicoさんの衝撃わかるような気がします。その挿絵もぜひ見たいです!
2010/07/19 15:49 | URL | yukimatsu #- [ Edit ]
貴重な本情報、ありがとうございます!!
私も読んでみたい!!と思うような紹介文でした。

私が子供の頃好きだったのは、もっと直球な感じで、佐藤さとる先生です(笑

本の紹介は今後も是非して欲しいです!!
よろしくお願いしま~す☆彡
2010/07/19 17:48 | URL | ペルー #HfMzn2gY [ Edit ]
*yukimatsuさんへ*

子ども向けなのにこのバッドエンド。いいんでしょうか(笑

大人になってもこの本のことは鮮明に覚えていて、ちょっと欲しくなってググッってみたのですが、これを子どものころに読んだ人にあたることが多くて、みんな私と同じくトラウマになってたみたいで笑えました。

この挿絵の人は結構有名な画家さんみたいです。すごく独特なタッチの絵で前衛的な感じでしたよ。一度見たら忘れられません。

この本を契機に一気にSF好きとなって、夢見がち空想好きな人間になりましたw




*ペルーさんへ*

ペルーさんとこへ遊びに行ってから、そうだ本のこともblogに書こうと思って思い出したのがこの作品でした。

20年くらい昔の記憶なので、あんまりストーリーは正確じゃないかもしれませんが、楽しんでいただけたら幸いです(汗

佐藤さとるさんはファンタジーみたいですね。とても健全な感じがします。
なんか私が読んで記憶に残ってるのってバッドエンドな本が多いんですよね(苦笑
好きな本とか映画とかでその人の性格とか浮かび上がってくるような気もするのですが、そのうちお気に入りの本もぼちぼち紹介していくけれど、ペルーさん引かないでねw
2010/07/19 23:17 | URL | nico #mQop/nM. [ Edit ]
こ、こここ、こわっ!!!
私こういう系絶対だめだー><
夢に出てくる~!
宇宙や自然界って不思議がいっぱいで
何があるかわからないから、こういう話しすぐしんじちゃうんですよね・・・
あわわ、明日飛ばされちゃったらどうしよう!とか。
↑ないって。

インディペンデンスデイでも、ふつーに
宇宙人がきたらどうしよう(当時確か中2くらい)とか
おもってました・・・

でも。。。
ちょっと読みたいw
2010/07/20 02:50 | URL | noryco #- [ Edit ]
norycoちゃんへ
こわいでしょ(笑
これが子どもの頃に何の気なしに借りてきた本だからね、衝撃は大きかったですよ。

インディペンデンスデイかぁ・・・わたしはもう大人だったなぁ(遠い目
2010/07/20 20:16 | URL | nico #mQop/nM. [ Edit ]
う、うあーーーーっ!!
nicoさん、凄いチョイス…残念な事に私この二冊の本は読んだ事なかったんですけど、
おおぉ…も、十分大人になってからのトラウマを植え付けられましたよ!家の犬もまさか…ビクーンっ

でも読書好き子供だったのは、いっしょでちょっと嬉しいです。
私は気に入った本を何度も借りる子供だったんですけど、
(あしながおじさんとか…見所は食べ物の描写なんですぜ)
お年頃になり図書カードにずーっと同じ自分の名前が並ぶのが恥ずかしくって、
微妙に変名使ってたりしてました(ぉ
2010/07/28 19:23 | URL | はと #j1sb7igs [ Edit ]
はとさんへ
ぬははーw 君にもトラウマをうえつけてあげよう!
って、もう半分変質者みたいですね、わたし。スンマソン

この本は人間にとって一番身近で、しかも従順であることの代名詞でもある犬が牙をむくところがミソなんですよね。
多分ね、この挿絵を見たらもっとこの恐怖を体感できるに違いないのですが・・

はとさんは絶対文系少女だと確信してました(笑

私も、レンタルビデオ屋とかで「お客様、このDVDは以前借りられていますが」とよく言われるので、そのこっ恥ずかしさは理解できます。
しかしながら変名を使うとは流石っ!
わたしも今度は夫の会員証を使って借りることにします(笑
2010/07/29 00:43 | URL | nico #mQop/nM. [ Edit ]

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